健康運動指導士

健康運動指導士になるには

健康運動指導士とは

 

 健康運動指導士には、

  • 医学・運動生理学に関する専門的知識を持ち
  • 個人の体力や生活に応じて、安全で効果的な運動プログラムを作成して、
  • 指導する能力と体力を持った人

が認定されます。

 

 この健康運動指導士は今でも1万人以上いて、フィットネスクラブなどで活躍していますが、政府はその数をさらに増やしていく予定です。

健康運動指導士の受験資格

 

 健康運動指導士の資格は、以下のような受験資格が設定されています。

  • 保健師・管理栄養士・看護師
  • かつ4年制大学卒業以上

などの一定の要件を満たした者の中で講習を受講した者

 

 上記の受験資格を持つ人が、認定試験を受験し合格すれば健康運動指導士の資格を取得できます。

健康運動指導士の問題点と今後

 

 健康運動指導士の講習はのべ3ヶ月間にも渡ります。実質的には21日、144時間ですが、この講習を受講した後、学科試験に合格しなければなりません。意外とハードルの高い資格であると言わざるをえないでしょう。

 

 そのため、現在、体育系大学で必要な単位を修めた者には、講習の受講を省略して受験資格を認めようという動きがあります。

 

 生活習慣病に関する講義や実習を行う体育系大学を「養成校」に指定して、必要な単位を取得した卒業生は、この資格試験の受験資格を得るという仕組みです。超高齢化社会を目前に、健康維持は国民の課題とも言え、政府の狙いも、そこにあると思われ、その意味では非常に将来性がある資格です。